ヤマダHDって何してる企業なの?
自社株買いはどれくらいの規模なの?
ヤマダHDについてわかりやすく解説していくね
この記事の結論
- 1000憶円の自社株買いは近年でも最大規模
- 1単元で年間1500円分の優待割引券が貰える
- ヤマダHDに投資するなら松井証券がおすすめ
大規模自社株買いで話題となったヤマダHDの現状について解説していきます。
目次
ヤマダHD(9831)とは?
ヤマダHDは国内最大の家電量販店で全国各地に1026店舗展開しています。
家電をはじめ、家具や住宅、金融、環境、その他セグメントを合わせ多数の事業を行っています。
セグメント構成比を確認すると「電気」が売上の78%、「住建」が16%とこの二つの事業が主となっています。
業績を確認してみましょう。
業績はコロナショックから復活
コロナショックで最終益が下落しましたが、2021年以降は高水準を維持しています。
しかし、2023年3Q時点で進捗率が70.3%と通期予想を下回っています。
自社株買い発表以降の株価はこのようになっています。
レンジ相場のチャート
ここ半年は450~500円のレンジ内での値動きとなっていますね。
自社株買いで期待したい下支えが綺麗にされています。
戦略次第で買いタイミングが計りやすそうですね!
ここからは株主還元について解説していきます。
株主還元
1000憶円の自社株買い
2022年5月6日に1000憶を上限とした、発行済株式総数(自社株式を除く)に対して23.9%の自社株買いを発表されました。過去を遡ると2015年の約500憶が最大であったのでダントツで過去最大でした。
他社と比較してみても、1000憶を超える自社株買いを実施しているのは近年では最大で13社でした。日本は3871社(3月29日時点)が上場しているので、サプライズであることがわかりますよね!
発表翌日、市場では好感した買い注文が集まりストップ高となりました。
自社株買いの進捗状況を調べると2023年2月28日地点で74,338,366,873円で74.3(%)取得されています。残り3ヵ月で約26%(260憶円)で取得されることとなりますね。
買い支え期待はまだまだ大きいですね!
ここからは配当金について解説しています。
10年間で配当金は2.3倍
2012年の7.6円から増減配を繰り返し2022年には18円まで増配しました。過去10年間で2.3倍となりました。
2023年の配当は現時点で公表されていません。
3月29日時点での配当利回りは3.75%です。
配当は今後どうなるの?
中期経営計画と配当性向を元に考えてみよう
中期経営計画には今期(2023年)は増収減益予想だけど、来季(2024年)以降は増収増益予想となっています。また、連結配当性向30%以上目標と記載されています。
将来もらえる配当金を計算してみました。
(※計算式は当期純利益÷期中平均株式数×配当性向30%)
2024年は61,000百万÷826,954,735×0.3≒22.1
2025年は68,000百万÷826,954,735×0.3≒24.6
2024年は22円、2025年は24円と2年連続増配する可能性があります。
ヤマダHDの成長を心から応援したいですね!
ここからは株主優待について解説していきます。
ヤマダ電気で使える優待割引券
ヤマダHDの株主優待の内容はヤマダで使える優待割引券(1000円以上で1枚)が保有数に応じて貰えることができます。
株主優待の権利確定月は3月と9月です。
3月と9月の優待内容が少し違い9月の方が多く貰うことができます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
ヤマダは店舗数が多く、電化製品だけでなく日用品も売っているので使い勝手がよく重宝されそうですね。
ここまでヤマダHDについて関して解説してきましたが、松井証券で総合的な評価を確認してみましょう。
ヤマダHD総合スコア
総合スコアは32点でした。問題視されているのは業績に関する部分ですね。
ロシア・ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格や原料価格の急騰が主因とした物価高や半導体不足の影響により減益となる部分がマイナス評価されているのではないでしょうか。
企業規模に関しては349社中7位とかなり大きい規模であることがわかりますね。
一目で総合スコアと業種でのランキングを確認できるのは銘柄分析する際にすごく参考になりますよね。
この機能は松井証券の「マーケットラボ」から使用することができます。
買付・銘柄分析するなら松井証券がおすすめ
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ヤマダHDは100株で4万円強だから、手数料無料で投資できるね!
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
今後の展望
私のブログを読んでいただいてる方は高配当投資銘柄として、ヤマダHDの投資判断はどうなんだと気になる方が大きと思います。
筆者の考える投資判断の基準
私はヤマダHDへの投資はありだと考えています。現に私自身ヤマダHDへ投資をしています。
私は投資する銘柄を選ぶときに以下の基準を元に銘柄を選別し、タイミングを見計らって投資をするように心がけています。
筆者の考える投資判断(配当)の基準
私は投資判断(配当)の基準として、20年後の配当利回りが5%(税引き後4%)を超えると予想出来る銘柄にへの投資を行っております。ヤマダHDは配当利回りが10年間で2.3倍になっているので、今投資するとと10年後には配当利回りが8.6%の可能性があります。
そして、株主優待も貰えるので総合利回り(配当利回り+株主優待利回り)は3月29日時点で6.88%あり、10年後には11.7%になる可能性があります。
そんなに上手くいくとは限らないと思われる方もいるかと思いますが、過去の実績は投資を検討するにあたって非常に有用な情報であると考えます。特にコロナショックのような〇〇ショックが起きた年に配当がどうなったのかは確認するべきと思います。配当維持か増配なら投資を検討してもよいと思いますし減配なら次に〇〇ショックが起きた際に今後も減配する可能性があるので投資する際には注意が必要であると考えています。
ヤマダHDはコロナショックの2020年に減配していますが、翌年には2019年を上回るまで増配しているので投資してもよいと判断しました。
まとめ
ヤマダHDに関する情報について解説してきました。
最後に、本記事でもっとも重要なポイントを3つまとめます。
- 1000憶円の自社株買いは近年でも最大規模
- 1単元で年間1500円分の優待割引券が貰える
- ヤマダHDに投資するなら松井証券がおすすめ