初めまして、ただかぶです!
NISA制度の拡充により、新NISAで長期投資するなら米国株がおすすめってよく聞きますよね
実際に投資しようと調べてみたものの、
このような悩みを持った方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、このようなお悩みには「米国ETF」をおすすめします。
おすすめのETFはこちらの記事で紹介しています
その中でも、「高配当ETFに投資したい!」という方におすすめなのが、
人気の米国高配当ETFのVYM、HDV、SPYDです
その中でも、今回はVYMについてわかりやすく解説していきます
っとその前に、このような目的の方はVYMへの投資はおすすめできませんので、別の投資対象を探しましょうね
VYMに投資するデメリットを教えて
高配当ETFは他にもあるけど何が違うの?
このような悩みを解決していきます。
ここからVYMについて解説していくよ!
目次
VYMとは?
VYMとはバンガード・米国高配当株式ETFのこと
平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的とした銘柄で構成されています
構成銘柄の入れ替えは年1回で、構成比率は毎月変わります
現在は407銘柄で構成されていますが、将来変わる可能性があるので「400銘柄以上に分散してるETF」で覚えておくといいでしょう
運用コスト(経費率)は0.06%となっています
VYMの配当金
配当は年4回(3月・6月・9月・12月)もらえます。
過去6年の配当推移はこのようになっています。
合計 | |
2023年 | 3.478 |
2022年 | 3.2518 |
2021年 | 3.0961 |
2020年 | 2.9061 |
2019年 | 2.8418 |
2018年 | 2.6492 |
前年比で2023年は6.9%増配され、13年連続増配となりました
2023年12月24日時点の配当利回りは3.17%といい水準ですね
次はセクター比率や構成銘柄の解説をしていきます
VYMのセクター比率・組入銘柄
どんな業種が多いの?
VYMのセクター比率の上位5位はこうなってるよ!
セクター | 比率 |
金融 | 19.5% |
生活必需品 | 12.9% |
ヘルスケア | 12.4% |
工業 | 12.4% |
エネルギー | 11.1% |
ディフェンシブセクター中心に構成されていることが特長です
不況時にも強く安心して保有できるようにセクター構成されているよ
長期保有での運用に向いているETFだよ
どんな銘柄が多いの?
VYMの組入銘柄の上位5位はこうなってるよ!
銘柄名 | 比率 |
エクソンモービル ・プロクター | 3.3% |
JPモルガン・チェース | 3.16% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.87% |
ブロードコム | 2.78% |
プロクター・アンド・ギャンブル | 2.68% |
6位以降にはファイザーやコカ・コーラといった有名企業にも投資しています
VYMのチャート
コロナショックで大きく下落しましたが、その後は堅調な推移です。NYダウと比べると下落率は低かったです。〇〇ショックのような大幅下落でも変動が小さいのが特徴でもあります。
2021年後半から95-115ドルのレンジ内で株価が推移しています
95ドルで買付できると、配当利回りは3.48%とVYMの中では高水準となり狙っていきたい水準ですね
VYM・HDV・SPYDの比較
米国に上場している他の人気高配当ETFと比較してみましょう
今回は同じ高配当ETFであるHDV、SPYDとの比較はこちらです
違いを比較してみたよ
VYM | HDV | SPYD | |
運用会社 | バンガード社 | ブラックロック社 | State street社 |
投資対象 | FTSEハイディビデンド・イールド指数 | 米国財務優良企業のうち配当利回りの高い75銘柄 | S&P500の配当利回り上位80銘柄 |
構成銘柄 | 407銘柄 | 75銘柄 | 79銘柄 |
直近配当利回り | 3.17% | 3.84% | 4.76% |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
どのETFも高配当利回りかつ経費率が低く安定した運用が期待できる印象だね
その中でもVYMは、構成銘柄数が多く分散効果が高いことがわかるね
12期連続増配中で人気であるVYMは、長期保有することで投資効果が大きく銘柄だね!
VYMに投資するメリット・デメリット
VYMに投資するメリット
VYMに投資するメリットにはこの3つがあります
①増配期待が大きい
VYMは13期連続増配中と安定的な増配を続けており、過去4年で配当金1.22倍になっています
さらに平均増配率も5.27%と高く、今後も増配への期待が大きいETFです
②分散投資でリスク軽減できる
VYMに投資することで407銘柄への分散投資が可能で、この構成銘柄数は他の高配当ETFと比べても圧倒的に多いですね
100万円投資しても1銘柄あたり2500円程なので、仮に1銘柄が倒産しても株価への影響は限定的となりますね
この圧倒的な分散効果がVYMの強みですね
③キャピタルゲインも期待できる
高配当投資はインカムゲイン(配当金)が注目されていますが、元本割れをすると悲しいですよね
VYMは5年間で約49%も値上がりしており、投資するタイミングによってはより多くのキャピタルゲイン(含み益)を獲得することも可能なんですよね
VYMに投資するデメリット
VYMに投資するデメリットはこの4つです
①キャピタルゲイン狙いには不向き
キャピタルゲインを期待できるものの、VYMの値上がり率は市場平均よりは低いです
NYダウと比較してみましたのでご覧ください
NYダウの5年間(2018年終値~2023年11月8日時点)の値上がり率は+40%程度、VYMは+25%程度と市場平均よりも低いです。GAFAMの一つアップルが+420%程度であることを考えるとその差は一目瞭然ですよね。
そのため、キャピタルゲイン狙いでの投資対象としてはおすすめしません
②配当利回りは正直低い
SPYDなどの他の高配当ETFと比べると、VYMの3%程度の配当利回りは正直低いと思います
とにかく高い配当利回り銘柄に投資したいという方にはおすすめできません
ちなみに、米国株の配当利回りランキングの1位は「バーフォード・キャピタルBUR」の33.04%です。
VYMの約10倍の配当金を手に入れる事が可能ですね
③少ない銘柄に集中投資したい
VYMは407銘柄に分散投資しているので集中投資したい人にはおすすめ出来ません
④運用コストをかけずに投資をしたい
VYMは保有していると経費率0.06%が必要です
残念ながら、ETFは少なからず運用コストが必要となります
買付・銘柄分析するなら松井証券がおすすめ
ネット証券であれば、投資初心者でもスマホ1台で取引ができるのでおすすめです
大手証券会社にない独自のサービスやコンテンツが豊富な松井証券は投資初心者や色々な投資に挑戦したいと思っている人におすすめの証券会社となっています
松井証券ポイントを貯めることで投資信託の積立やPaypayポイント、dポイント、Amazonギフトカードなどと交換することもできます
米国株を取引する際にかかる手数料は約定代金×0.45%で0ドル~最大20ドルとなっています。約定代金が2.22ドル以下の場合は手数料無料で取引することができます
米国株取引時の為替手数料が2023/12/4~無料となりました!
VYMは1株あたり0.54米ドル、日本円で73円程度必要だよ
米国株リアルタイム株価が無料
他証券会社では有料や条件付きで提供されることが多いリアルタイム株価が無料で利用可能です。
リアルタイムの気配を見ながら売買できるのは大きなメリットですね
こちらの記事で詳しく解説しています!
筆者のひとこと
参考にしてくださいね
私は、高配当投資を専門に株式投資を行っており、日本株だけではなく米国株にも投資を行っており、米国株はVYM一択で投資しています
VYMへの投資は、約400銘柄へのリスク分散やインカムゲインとキャピタルゲインの両取り、12年連続増配の安定感とトータル的に優れていたことが決め手でした
安定感抜群のVYMは米国株投資が初心者だった私の不安を見事に解消してくれました
まとめ
VYMはディフェンシブセクターを中心に高配当企業400社以上で構成されており、
3%を超える配当利回りが期待できます
13年連続増配中であり、年4回の配当権利があります
他の高配当ETFと比べても、分散されリスク軽減できているので長期投資としてオススメの銘柄です
米国株投資初心者の方でも購入しやすい人気高配当ETFとなっているので、ぜひ検討してみてください